建物の工法・構造・特徴⑦ | スタッフブログ
みなさん、こんにちは!
多治見市・可児市で注文住宅を施工しております『ひかりハウジング』の伊藤です。
お元気でお過ごしでしょうか?
前回までに、木造や鉄骨造の簡単な部分を中心にしてきました。
そこで、今回からは項目別で、例えば「耐震面はどうなのか?」
そのような形で比較していきますね!
最初は、皆さんの関心の高い「耐震性」についてみていきますね!
木造(軸組) | 木造(2×4) | 軽量鉄骨造 | |
揺れの大きさ | 揺れやすい | 揺れが小さい | 揺れが大きい |
材料の強度 | やや低い | 高い | やや低い |
修復 | ややしやすい | しやすい | やや難しい |
それでは、なぜそのようなことが言えるのかをみていきましょう。
まず、揺れの大きさについて。
木造(軸組)がなぜ揺れやすいのか?
例えば、さいころを作るときのように展開図から家の模型を作った場合と、マッチ棒を用いて家の模型を作った場合を想像してみてください。
マッチ棒のほうが、グラグラするイメージがあるのではないでしょうか?
一概にはいえませんが、軸組はマッチ棒の部分の線と、線と線をくっつけてその部分が点となります。
線と点で支えるイメージですね。
それに対して、木造(2×4)は面で支えます。
さいころに力を加えても、ひづむイメージがないですよね?
また、鉄骨造についてですが、車に例えると…。
大型トラックと軽自動車が同時に、急ブレーキをかけた場合はどうでしょうか?
停車までの時間が長いのは、大型トラックですよね。
それはなぜか?
車の重量が重いからですよね。
重さが大きいほど揺れも大きく、揺れがおさまるまでの時間も長くなります。
今お話ししたのは、構造上の特徴であり、その対策をとることで補うことも可能です。
どの建築業者も対策をとっておりますので、その対策について聞いてみるのもいいですね。
【まとめ】
建物の揺れが少ないことや、揺れる時間が少ないことは、万が一の時に冷静な判断がしやすく、つまり人命の優先度が図れるということに繋がりますよね。
最近の住宅は、どの家も耐震には気を付けて建てられていますが、建築資材の特徴から耐震性を見ていくことも重要だと思います。
次回は、材料の強度と修復についてお話したいと思います。